今回、ドイツで初体験。
それは、
警察署に行って来ました。
交番ではなく、警察署です。
何をしに行ったかというと…
ご存じ(?)、前回ドイツに行った際、
人生初のロストバゲージを経験しました。
が、その後、
盗難に遭っていたことが発覚!!
犯人逮捕の連絡を受け、フランクフルト国際空港に隣接した警察署まで、スーツケース類を引き取りに行くことにしていたのです。
というわけで、
担当者からもらった地図と標識を頼りに…
到着。
ブザーを鳴らし、訪問の理由を伝え、入署(?)。
ここからは、写真は自粛。
悪いことをしていないとはいえ、異国の警察署。
緊張します。
受付のような所でしばらく待たされた後、担当者が登場。
なんと、いわゆる
「イケメン」
というやつです。
そういう趣味は無いのですが、思わずそう思ってしまうほど。
ハリウッドスターかと思うほどでした。
若干失礼な言い方のような気がしますが、ドイツの街中で目にする警察官とは、全く違います。
街中の警察官が「そうではない」という意味ではありませんが、「育ちが良く、エリート?」と感じさせる爽やかな方でした。
イケメン担当者ということもあり(?)、会話をするにつれて緊張がほぐれ、リラックス。
しかも、
愛用のリモワとの対面も間近。
テンションは、MAX(?)。
そして、
そのイケメン担当者に促され、いよいよ、盗難された物が並べられた部屋へ。
その前に、実は、ゴム手袋の着用を求められました。
というわけで、
なんとも不思議な格好をして、リモワのスーツケースが待つ部屋へ。
と
こ
ろ
が、
部屋に入った瞬間…
?
??
無い…。
リモワのスーツケースがありません。
メールでのやり取りの中では、
「あった」
という返答があったはずなのに…。
当然ですが、イケメン担当者に質問。
すると、
「他の人のスーツケースだった」
との回答。
一気にテンションダウン。
そして、
しばし呆然。
「お土産に何を追加しよう」と膨らんでいた妄想も、妄想で終わってしまいました。
「だったら、連絡してくれー!!」
と言いたかったのですが、
直前に再度の確認をするべきでした…。
仕方が無いので、盗難物の中から自分の物を分別。
当然、持ち帰る必要が無い物ばかり…。
分別を終えた後は、盗難物の横に立たされ、(記念)撮影。
その後、書類にサインをし、終了。
はぁ~。
「何をしに来たんだろう」と、脱力感の中、
「これら(盗難された物)は、どうする?」
との質問。
当然、
「要らないから、捨ててもらえないでしょうか?」
と依頼。
すると、
「それはできない。」
??。
できないって…。
どういうこと?
「では、どうすれば?」
「自分で袋に詰めて、捨ててくれ。」
と、ゴミ袋を差し出される始末。
覚悟を決め、
「どこに捨てれば良いのでしょうか?」
と聞くと、
「警察署の外で捨ててくれ。」
との回答。
「えっ?」
数秒であったと思いますが、固まりました。
当然、道端に置いていく訳にはいきません。
途方に暮れて警察署を後にし、「職務質問されるのでは?」という不安を抱えながら、
一見ゴミ袋にしか見えない袋を携えてフランクフルト空港へ…。
すると、
ゴミ箱がありました!!
(盗難された物を詰め込んだ袋)
当然、ゴミ箱に袋を詰め込み、立ち去りました。
やれやれ…。
海外では、「盗難物・紛失物は戻って来ない」と考えた方が良いですね。
フランクフルト空港までの電車賃は、「社会勉強の費用」と考えることにしました。
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