NPO アンリ・ファーブル会主催「ジオラマ教室」に行ってきました。
「初級標本教室」、「標本教室」に続き、今回は、「ジオラマ教室」です。
着々とレベルが上がっています(?)。
甲虫の標本作製については、
セミの標本作製については、
にて紹介済み。
というわけで、今回は、昆虫のジオラマ作製について紹介します。
このように「格好が良い」ジオラマは、
できるのでしょうか?
1. 構想を練る
「昆虫をどのように飾るか」を考えます。
※「ケースの大きさ」の制限が一番大きいです。
ちなみに、ケースは、
100円ショップで販売されている物で大丈夫。
ちなみに、
-
横型:難易度低
-
縦型:難易度高
ということでした。
2. 下地を作る
ケースの土台に「モデリングペースト」を塗り、下地を作ります。
固まるまで時間がかかるため、今回は、先生方が予め作製してくれていました。
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3. 樹皮の貼り付け
ケースの土台に塗り付けた「モデリングペースト」の上に樹皮をボンドで貼り付けます。
※個人的には、「4. 色つけ」を終えてから「樹皮の貼り付け」を行った方が良いと感じました。
樹皮をケースに収まるサイズにして、
貼り付けます。
※縦型のケースの場合には、樹皮を支えるためにスタイロフォームを整形して貼り付けます。
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4. 色付け
「アクリルガッシュ」で土台に色を付けます。
筆も含めて、全て100円ショップで購入できます。
「モデリングペースト」に色付けです。
筆を使いますが、「ペタペタと色を付けるように塗る」と良いそうです。
※色は混ぜずに、「モデリングペースト」に重ね塗りをしながら色を混ぜていく。
※色を変える時は、筆を水洗い。
美術的センスが問われるところですが…
我が子のセンスは、
いかに?
※個人的には、「3. 樹皮の貼り付け」の前に「色つけ」を行った方が樹皮が汚れず、良いと感じました。
5. 昆虫の整形
ケースに設置する昆虫の形を整えます。
我が子が選んだ昆虫は、
サソリ。
あれ?
サソリは昆虫では…。
それはさておき、最初の流れは、「初級標本教室」で教わった通り(「標本教室」でも教わります)。
関節が柔らかくなっていることを確認したら、
展足板の上で形を整えますが、標本作製の時と異なる点があります。
まず、
サソリの身体には、針は刺しません。
また、サソリが歩いている体勢で固定するので、
腹の下に丸めたティッシュペーパーを敷きます。
そして、有頭志賀昆虫針でサソリを固定。
なお、サソリは胴体が長いので、4本の有頭志賀昆虫針で固定します。
※針は、「ハ」の字になるように展足板に刺します。
ここからは、
こだわりの世界です。
サソリは、威嚇しているポーズが様になります。
そこで、展足板にスタイロフォームの支柱を立て、尻尾が曲がった状態を作ります。
尻尾の先は、当然相手の方向に向く方が格好良いです。
したがって、支柱に針を「X」の字に刺し、尻尾の先端が支柱から離れるように(かつ相手の方に針先が向くように)します。
同様に、
ハサミは開き、浮かせます。
そのために、針を「X」の字に刺し、その上にハサミを乗せます。
さらに、樹皮の上に乗せた時、樹皮を掴んでいる様子を出すために、
足の向きにも注意が必要です。
さらに、ツメを開いて、閉じないように間に針を刺してあげると、
樹皮を掴んでいる感じがアップ!!
と、大人も興奮。
ただし、格好ばかりに気を取られていてはダメです。
ケースに収まるかどうかをチェックしながら、整形しましょう。
6. 樹皮の上に昆虫を設置
整形した後、2~4週間後に行います。
横型のケースの場合は、樹皮の上に乗せるだけで完成。
一方、縦型のケースの場合には、整形した昆虫を支えるために樹皮に針を刺して支えます。
※虫の腹と樹皮を連結させるように針を刺すと、リアリティが増します。
まとめ
毎度のことですが、5000円という費用に悩む方もいるかもしれません。
ただ、専門の先生方に指導してもらい、かつ、専用の道具も一式戴けますので、
高くはない
と思います。
(そもそもNPO主催ですから)
加えて書くならば、今回は「サソリ」を標本にすることができました。
甲虫に関しても、なかなか手に入らない物が提供されます。
ちなみに、美術的センスはさておき、それ以外の部分については、
7歳の我が子でも出来ました。
昆虫の標本・ジオラマ作成は、
夏休みの自由研究・自由課題にオススメです。
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